気になったこと何でもノート > うつ診断

まずはじめに申し上げておきたいこと、それはうつ病は立派な病気だということです。
うつの人は、怠けていると偏見を持たれる方もいらっしゃいますが、うつ病は、脳の健全な活動に必要な物質セロトニンが何らかの理由で、慢性的に不足してしまうために起きる脳の病気だということが分かっています。
ですので、うつの兆候を見つけたら、恥ずかしがったり隠したりせずに、是非積極的に治療相談をうけるようにしましょう。

うつのおもな症状

うつ病にかかったときに症状は、生活全般にわたってあらわれてきます。うつになりますと、「あれ?○○さん、いつもと違うな〜、どうしたのかな?」と気づけるレベルで行動や言動、表情に違いが現れてきます。

たとえば、以下のような症状が頻繁にあるいは、継続して現れている場合は、一度は、うつ病発症を疑ってみてあげるべきでしょう。

周囲の人がチェックできるうつ病の兆候

  1. 普段穏やかだったのに怒りっぽくなった。
  2. ひとの悪口などほとんど言わなかったの急に憎悪をこめて悪口を言うようになった。
  3. 普段良く食べていたのに、食欲がないと言って急に食べなくなった。
  4. 普段てきぱき家事や仕事をこなしていたのに、急にできなくなった。
  5. 何事にもやる気がでない様子で、おっくうそうである。
  6. 急に夜眠れなくなった。寝ても朝早くに目が覚めてしまうようになった。
  7. 逆に、なかなか寝床から出てこなくなってしまった。
  8. 性欲もなくなってしまったようだ。

うつの主な原因は大きく3種類

うつ病の主な原因は大きく3種類に分かれています。

  1. 心因性:肉親や恋人を失ったり、ケガをしたり、非常に怖い思いをしたり、仕事上の喪失感やプレッシャーなど強い精神的ストレスをうけることにより、たやすく、うつがおきることが知られています。
  2. 身体性:内分泌系や循環器系のさまざまな身体疾患が原因で、脳内セロトニン分泌が滞っておきるうつ病です。
  3. 大うつ病:はっきりした原因がわからず、体質や性格などで総合的に自然に発症するうつ病です。

最近では、心因性のうつ病が増えているとのことです。試算では、日本においては20人に1人の割合でうつ病にかかっているという専門家もいるぐらいです。すくなくともうつ病予備群はそのぐらいいるということですね^^;

うつ病でやっかいなのは、うつ病になっても自分では病気だと気づきにくいという点があります。
うつ病になりやすい人は、生真面目な人も多く、普段やっていたことができない!やる気がでないのは、自分が怠けているせいだ!と自分を責めてしまい、うつ病だと気づかないのだそうです。

心療内科で、うつ病と判明する患者さんの実に8割以上が、自分では病気(うつ病)だとは思っていないという統計がいくつも出ています。

周囲が注意深く、そしてやさしく見守って、うつ病の兆候をはやくみつけてあげることが大事です。

うつのセルフ診断方法

以下に簡単なうつのセルフ診断方法をあげておきます。朝起きてから夜寝るまでの流れで10項目あげておきます。3つ以上当てはまるようなら、是非一度、心療内科を受診してください。

  1. からだがだるく朝なかなか起きることができない。
  2. 長く眠ることができず不安で毎朝早く起きてしまう。
  3. 食欲がわかない。
  4. 仕事や家事が手につかない。
  5. 人と会話するのがおっくうになった。
  6. 何事にもやる気がでない。
  7. 以前は興味があったこと好きだったことに全然興味がわかなくなった。
  8. 最近怒りっぽくなった。悪口をいうとつい語気が強くなってしまう。
  9. 急にものを壊したり投げたりしたくなる衝動にかられる。
  10. 性欲がぜんぜんわかなくなった。

うつの治療法(うつかもと思ったら)

繰り返しになりますが、うつは精神の病というよりも、脳のセロトニン伝達不足で生じる脳の病気であることが分かっていますので比較的簡単に治療することができます。

ひとつには、抗うつ薬の使用です。ただし少なからず副作用がありますから、抗うつ薬を使う場合は必ず専門医の指導のもと適正に服用してくださいね。それから、生活習慣、特に食習慣を改めることも効果的であることが知られています。特に若い男女のうつ病の場合、慢性的なたんぱく質、ミネラル、ビタミン不足が原因で脳のセロトニン不足に陥っていることが多いため、偏食をやめて、食生活をバランスの良い高たんぱくのものに変えるだけで改善することが知られています。
それから、太陽光を浴びながら軽度の運動をすると脳内のセロトニン分泌が活発になることも知られています。毎朝太陽光を浴びながら体操をするのもうつ病には効果的です。光療法です。

最後に、うつも他の病気と同様、早期発見が大切です。症状が悪化する前にはやく気づいて、適切に処置をとっていきましょう。

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