1/fゆらぎとは、ゆらぎ(密度や力が平均値から時間の経過とともに微妙に乖離変動する現象)の一種です。

1/fゆらぎは、ゆらぎの中でも強度が周波数fに反比例するゆらぎで、別名ピンクノイズとも呼ばれています。(ランダムなノイズであるホワイトノイズに比較してピンクと名づけられました。)

この1/fゆらぎが注目されているのは、ストレス社会といわれる現代の中で、1/fゆらぎの特長を有する音や振動がストレス解消・リラクゼーションに効果があることが、各方面で実証されるようになってきたからです。

1/fゆらぎが人体に心地よい原理

この1/fゆらぎは、自然界におきるゆらぎの中で普遍的な現象ということが分かっています。

打ち寄せる波の音、小川のせせらぎ、風の吹き方、木漏れ日、太陽光、蛍の光など自然界のゆらぎは例外なくこの1/fゆらぎの特性を有するのです。

また、ろうそくの炎の揺れや電車の揺れなど人間がつくった人工物もゆらぎも、計測してみると1/fゆらぎであると判明しました。

更に重要なのは、自然の生き物である人間の脳波のリラックス時に優勢になるα波や、眼球の動き、心臓の鼓動も1/fゆらぎを有しているということがわかってきました。

そのため現在では、人間は1/fゆらぎの中に身をおくと、自然と心地よくなるということが、1/fゆらぎが人体に心地よい原理(理由)と推測されるようになっています。

1/fゆらぎの効果

1/fゆらぎのある音楽(モーツァルトや1/fゆらぎを多く含んだ歌声)を聞いたり、小川のせせらぎを聞かせると、人間の脳波がリラックスを示すα波が優位になることが実験で確かめられています。

血圧の高い人は血圧が下がるとも言われていますし、不眠の方は安眠しやすくなるなど、1/fゆらぎはリラックス効果を高めるといわれています。

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1/fゆらぎのリラックス効果は、人間だけでなく家畜の飼育の現場ですでに大々的に利用され効果をあげています。

乳牛や養鶏場でモーツァルトの音楽を聞かせながら飼育すると、実際に卵をうむ量やお乳の収量が大幅に増えているとのことです。

1/fゆらぎを多く含んだ音楽

1/fゆらぎを多く含んだ音楽の代表格はクラシック音楽、特にモーツァルト(アマデウス)の音楽です。アマデウスの音楽はクラシックの中でも特に1/fゆらぎが多量に含まれていることで知られています。

1/fゆらぎを多く含んだ歌声をもった歌手は、物凄い歌姫・歌い手として認知されています。

日本では昭和の歌姫、美空ひばりさん、三輪あきひろさんなどが1/fゆらぎの歌声の持ち主として有名です。

若手歌手では宇多田ヒカル、一青窈、平井堅、そして手嶌葵など、どなたの歌も、うまい下手という枠組みでははかれないジーンと心に響く歌声をもった歌手は、実は皆、1/fゆらぎの声の持ち主だったのです。

その他1/fゆらぎ関連情報

ロシアでは、1/fゆらぎの中においた細胞が癌への耐性が高まったという実験室レベルでの研究レポートも出ているとのことです。

自然光の下で撮影すると活き活きと写るのも自然光(太陽光)の1/fゆらぎの中にいるときが人が一番活き活きして見えるということなのかもしれません。